May 29, 2005

機動戦士Zガンダム I -星を継ぐ者-

5.28.jpg「20年前のフィルムを切り貼りして映画に?」
劇場版Zに対しては、期待を募らせる一方で
そうした見方がぼくの中にあったことは否めない。
でも実際にこの目で観てきた今は、
確かな満足感と
次作への待ち遠しさだけがある。

冒頭部分に関して言えば、ダイジェスト・フィルム以上のものになり得ているかは疑わしいところ。
カミーユの生い立ちについてもいわゆる説明ゼリフで語られるだけで、
TV版を未見の観客は、彼がエゥーゴ行きを決断する真意を計りかねるのでは?
また、BGMが必然性もなくコロコロと変わるのも気になった。

レコアがイイ女度を増しているのと対照的に、
ライラがあまりにも武骨な感じになっていて、ちょっと残念。
乗機ガルバルディβのストイックなイメージと相まって、結構好きなキャラだったんだけど。
ジェリドの彼女への想いが、完全な横恋慕なのも寂しい。

地上に降りてもライラの名を連呼するジェリド。
それでも、TV版のような女々しさはなく、
彼の中の〈奪う者〉としてのカミーユ像が強調されたような印象。

圧倒されたのはジャブロー以降。
ロザミアのギャプランと、それに続いてブランのアッシマーを迎え撃つ
カミーユ=MK-Ⅱとクワトロ=百式。
新規に作画されたシーンがかなりのクオリティで、劇場公開作品として見事に面目躍如。
MK-Ⅱと百式の両機を手玉に取るかのようなブラン=アッシマーが、
不敵さと脅威とをもってその存在感を強烈にアピールしていた。
そして、一番のクライマックスにアムロが現れ、エンドロールへ。

U.C.0087という時代に垂れ込めた暗雲の広がり具合は、
短尺で見る劇場版の方が、当然ながらより急速なものに感じられる。
それによって、アムロとシャアをはじめとするファーストのキャラたちの再会が、
放映当時よりも運命的な色合いを鮮明に放っていたように思う。

さて、ZGⅡ -恋人たち- が、俄然楽しみになってきた。
詰め込み過ぎになりやしないかとの不安もあるものの、
公開されたその時には杞憂だったと思わせてくれるはず。

May 29, 2005 12:34 AM

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