« ソニック生誕15周年 | Main | SPIDER-MAN 3 Teaser Trailer »
June 26, 2006
鉄のラインバレル
AMAZONのおすすめでその存在を知ってから、
ちょっと気になってた『鉄のラインバレル』。
ホントに面白いの?と思って調べてみると、
あちらこちらで「アツい!」「燃える!」と
まずまずの評判を呼んでいる様子。
「ならば!」と1~3巻までをさっそく購入。
内容的には、「ロボット物・ヒーロー物」と呼ばれるマンガやアニメやゲームの、イイトコ取りミクスチャー。
率直に言って、ストーリーにしろ設定にしろ、オリジナリティはかなり希薄。
特に影響を受けていると思われるのが、皆川亮二の『ARMS』。
学園風景、マキナとファクター(この物語に登場するロボットとパイロットの総称)の関係性、
小道具としてのナノマシンの存在、組織の対立構造、そして自我のコントロールに苦しむ主人公と、
いたるところにその面影が……。
しかしこの『ラインバレル』、むしろ送り手である作者自分が過去の名作群のファンとしての姿勢を自覚的に保ちながら、
<何をカッコイイと思って育ってきたか>というフリークぶりを正直に紙幅に落とし込むことで、
その粋を集める試みを通してロボット物・ヒーロー物の復権を目論んでいるのかも知れない。
巷間での評判通り確かにアツさに満ちていて、その熱を帯びた描写を見るにつけ「カッコイイ」と思わされるあたり、
サンプリング&リミックスのセンスに長けているというか、単なる模倣で終わっていないことの証明なんだろうなぁ、と。
気になったのは、話の展開のテンポがいい分、いささかご都合主義になっているところ。
それが顕著なのは第3巻後半。
急転直下とも言うべき流れに沿って、いきなり宇宙空間が戦いの舞台になるわけだけれども、
謎多きロボットとして描かれているラインバレルを、
空間戦闘に対応可能か否かの検証もなしに打ち上げ即実戦と運用させるあたり、
「超本格リアルロボット・バトルアクション」と謳っているのとは裏腹に、乱暴というか無茶というか……。
それと、どう見ても女性としか写らないキャラを平然と男性キャラとして扱っているのは、個人的にどうかと思ったり。
主人公をはじめとした各キャラの年齢設定も、多分に腑に落ちないなぁ。
まぁ、いろんなアレやコレやを孕みつつも、今後に期待が持てるのは確か。
これからどう深みを出して、どう広がりを持たせていくか、注目していきたいと思う。
最後に、ひとつ気付いた点を。
ラインバレルのコックピットにあるパネルには"LINE BARREL."と表示していながら、
メインタイトルの英語表記が"LINEBARRELS OF IRON"と複数形になっているのは、やっぱり伏線?
June 26, 2006 11:58 AM
Trackbacks
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.uni-580.net/mt/mt-tb.cgi/132
Comments
ちょっと気になりますね、買ってみようかな。。
私の最近お気に入りはゼーガペインです。
最初は子供向けなぁ・・・と思っていたら、6話以降急展開
毎週TVQ・BS-Jと2日連続で録画してます。初期の頃を録り逃したのが痛い・・・。
posted by KUM : June 29, 2006 10:35 AM
KUMさん、お久しぶりです。
まず1巻を買ってみてください。次の日、絶対に2巻を買いに走るはずです。
でも、なかなか書店に置いてないんですよ。
紀伊国屋でさえ、1冊ずつしかありませんでしたから。
ちなみに、BSもCATVもない我が家。
『ゼーガペイン』は観ることすらできません……。
posted by 580 : June 29, 2006 12:00 PM
あらあら、残念ですね。レンタル入るようになったらオススメです。逆にその頃にはなんだよあの結末は!になってる可能性もありますけど(汗)
オススメの1巻店頭で見かけたら買ってみます。
posted by KUM : June 29, 2006 12:50 PM
ぼくは、AMAZONでまとめて買いました。
見事、術中にハマッてしまったわけです、ハイ。
posted by 580 : June 29, 2006 07:32 PM