May 31, 2007

スパイダーマン3

5.31.jpg「ホントは人並みな暮らしがしたいぼくだけど、
こんな力持っちゃったら、人助けとか悪党退治とか
しないワケにはいかないじゃん!
いろいろ気がかりで勉強にも仕事にも身は入らないし、
周囲の人に火の粉が降りかかってくるから、
恋愛だってできないしさぁ!! ヒーローってば孤独!!!」

「助けて欲しいのはこっちだよ!」っていう必死さが、スクリーン越しにヒシヒシ。
それが、前2作までのピーター・パーカー=スパイダーマン。
……ところが今回は、冒頭から何だかいろいろ調子がよくてイイ感じっぽい。
順風満帆ぶりが裏目に出て、ちょっと鼻持ちならないニヤついたヤツになっちゃってるし。

でも、それもまた人間クサさというもの。
「このバカチン!」と叱り飛ばしてあげたくなるあたり、“親愛なる隣人”ぶりは健在。
で、そこを宇宙からやって来たブロブみたいなヤツに付け込まれることから、
自分自身が悲劇の引き金になってしまうという……。

それにしても、今回は内容盛りだくさんだったなぁ。
ヒロインも敵キャラも増員されてるし、アクションシーンも大幅スケールアップ。
裏路地上空でのニュー・ゴブリンとのチェイスは、
長尺ながら緻密なカメラワークで、見応えタップリ。
終盤の流れは、3作目ともなると確かにワンパターンな気もするけれど、
クライマックスでの「待ってました!」な展開には、
どうにもこうにもシビレまくり。カッコよ過ぎ。

ビミョーなヒロイン(顔が)と言われ続けて早やウン年のキルスティン・ダンスト、
少しずつキレイになってるのは間違いないようで。
でも、個人的にはブライス・ダラス・ハワードをもう少し見たかった
(新婚さんの彼女、もう出産したんだっけ?)。

そうそう。ハリーとキスしちゃったMJ。
気持ちが入ってた分だけ、ピーター(というかスパイディ)とグウェンのよりも
「あ~あ、イケナイんだ~!」と思った。

あと、アパートの管理人さんとデイリー・ビューグルの編集長、
魅力度200%アップで思わずファンになってしまったり。

このシリーズには毎回、一瞬だけウルウルッ!とくるポイントがいくつかあって、
サンドマンが娘の写真が入ったロケットを掴み取ろうと必死で実体化するシーンは、
今回一番のそんなウルウル・ポイントだった。

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 May 21, 2007

パッチギ!(無印)

5.21.jpg『パッチギ!』をテレビでやってたから観たんだけど、
世間(というか、日本アカデミー賞のお偉方)で
高く評価されるほどのモノだろうかなぁ?
とにもかくにも、脚本が稚拙過ぎ。
あれじゃあ、井筒サンの欲しい画を
ただ繋ぎ合わせただけなんじゃないの?

バスをひっくり返しといて、お咎めナシ?
どれほどのケガ人が出るかも分からないような状況で、親善サッカー?
(それも、あんな一触即発の状況で生徒だけを遣いにやって)
そんなこんなは置いといて……っていうのがあまりにも多過ぎて、
アラ探しする気はないのに、冷静に観ていられない。
パッションだけでゴリ押しする展開、ちょっと大人気ない。

バイオレンスシーンがしつこいのもなぁ。
「コレで、レーティングなしなの?」ってくらいにエグいし。
作品内では、あれは戦争そのものということだろうから、
制作サイドにとっては生温いくらいの描写なんだろうけど。
テーマ的には若年層にこそ見せたい(であろう)ものを扱っているにもかかわらず、
結果として「見せたくない」と思わざるを得ない映像になっている。
エゴや作家性みたいなものとテーマ性とが作品内でケンカしちゃって、
「誰に観てもらいたいの?」ってくらいの自己矛盾を生んでいる感じ。

クライマックスとなる友人の死からの一連の流れも、突っ込みどころ満載。
ご都合主義もいいところ。

あの赤い腹巻、大事なものなら自分で持って行くだろうに。
ギターを自分から壊しておいて、それでもラジオ局に向かうのはなぜ?
血と泥に汚れた人間が、そんな簡単に新生児室に入られちゃあ…… などなど。

ただ、友人の亡骸の前で「お前たち日本の若い者は、何も知らない」と
お爺さんが語るくだり、あれはただの説教に聴こえないくらい、
言葉のひとつひとつに重みがあった。笹野高史、さすが。

群像劇の中の役割としては、
人物同士・場面同士をくっ付ける接着剤以上の何物でもなかったものの、
あの朴訥過ぎる主人公って嫌いじゃないな。
もう少し明確なキャラクター作りがされていたら、もっと感情移入できたのに。

シーンごとの画作りは抜かりないし、セットもよくできてる。
笑っちゃうような映像も含めてあれを本気で撮り切ったっていうのは、
熱意ばかりのなせる業じゃないとは思う。

同じ“日本の中のアジア”から話が広がる映画でいえば、
大林宣彦の『北京的西瓜』の方が素直に心を打つし、好きだな。

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 May 17, 2007

徒に楽しき夢(PE'Z@長崎DRUM Be-7)

5.17.jpg今年も長崎にやって来てくれたPE'Z。
そうとくりゃあ、馳せ参じないワケにはいきますまいて。
思いがけず前から2列目が陣取れて、ラッキー!
正面やや右に航サン、JAWがその手前やや左。
大山リーダーも近かったけど、ニレはその陰に……。
ヒイズミは、頭から爪先まで見えまくりだったけど。

のっけから"BLANK-DUNK"→"メラリズム"と、
お気に入りの熱っちぃナンバーが続いて、いきなり頭グラグラ。
この2曲の熱さは格別だな、ウン。アチチッチ(←誰も知らねぇって)だ。
つーかやっぱ、今度のアルバムはどの曲も熱っつい!
"新しい日々"、"極"、"THE SPIKER"、"狼少年"、
"パラダイス A GO GO"に、それからもちろん"ハナフブキ"も
(※曲順はメチャクチャ。"我ら五人の侍なり "は、予想通りノリ辛かったけど……)。
CDとライブのギャップに違和感を覚えるなんてことはPE'Zには無縁で、
それどころか「この曲、こんなに盛り上がるっけ?」てなプレイもあって、
新譜の魅力を再発見してみたり。

ホ~ント、楽しかった。
去年とは比べ物にならないくらい、盛り上がったんじゃないかな?
で、しまいには年甲斐もなく跳ね回る、三十路半ばのウチら夫婦。
終わった頃にはすっかり汗びっしょり。膝はカクカク半笑い。
文句なしの大満足なステージだったんだけど、
曲目が全部『起きて寝る』からのものだったんで、
強いて言うと"用心棒"くらいは聴かせてもらいたかったなぁ、と
(欲を言えば、ね。だって前回の長崎公演は、『日本のジャズ』リリース前だったし)。

JAWの雨天対応型角刈りヘア、楽しみにしてます。うふふふふ。
ヒイズミのハンバーグレストランも、オープンが楽しみです。いひひひひ。

「これからも年に一回は来たい」と言ってくれたリーダー。
いやはや、早くも来年が待ち遠しいねぇ!

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