September 13, 2007

元気ロケッツ

9.13.jpgフューチャリスティックでいてファンタジック。
どこまでもポップだけど、浮かれた甘さはない。
エアリーな空気感漂う音が奏でられる中、
つまらないことにいちいち振幅を広げていた
ネガティブな感情のメーターが、
静かに落ち着きを取り戻すのを感じる。

人類史上初、宇宙生まれの18歳が"Happy"を地球に発信!!
多種多様なクリエイターとのコラボレーションによって進んでいるハイブリッドなプロジェクト。

覆面ユニットと聞くと「思いつきでつるんで遊んでるだけでしょ?」
みたいな疑問がよぎったりするものだけれど、
ここにあるPVを観るだけでも、その本気度が伝わってくる。
特に"Breeze"の映像は、カメラワークやエフェクトの渾然一体ぶり、
そして何よりリズムとのシンクロニシティに目を見張る。

Heavenly stars above
Just believe what's in your heart
No boarder between us
Nothing can divide us
Wherever we are

"Heavenly star"の歌詞にある"us"。
これが"two of us"とも"all of us"とも解釈できるのが、英語詞のいいところ。
ハッピーなビートに体を預けながらも、
歌に耳を傾ければそれだけ気持ちに響いてくる。

「未来にはきっと、今よりも素晴らしい世界が待っている」
なんてことを当然のように信じ込んでいたのは、もう昔。
"30年後の18歳"が送り届けてくれた音と映像に
30年後を生きる世代に何を残してあげられるだろう、なんて考えたりもする。

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 June 19, 2007

Live At Glastonbury 1994-2004 / Orbital

6.19.jpgフィルのロング・レンジに、ポールのソロと続いて、
先日リリースされたオービタルのライブ音源集。
ヨーロッパだと、ライブといえば野外フェスなわけで、
それだけに録音状態が正直不安だったんだけど、
いざ聴いてみると低音ばかりがドカドカ響くわけでもなく
高音域もシャカッ!と抜けててイイ感じ。

収録年月日がまちまちなこともあって、
曲によってはオーディエンスの歓声がやたらと耳につくものの、
それもまた臨場感があってよし、ってコトで。

選曲は悪くないけど、"Lush"や"One Perfect Sunrise"が収録されてないのは、
やっぱりちょっと物足りない感もあったりして。
でも、オービタルのアルバムには付き物のそんな“大満足のちょっと手前”なところに、
かえって彼ららしさが滲み出てる気もしたりして(笑)。
いや、CD2枚組みプラスDVDで2,500円ちょいというプライスからすれば、
十分過ぎるくらいお得なんだけど。
欲を言えば、CDとDVDで違う内容だとよかったなぁ。

↓は、解散直前の出演での"Chime"。
ヘンに気負ったりすることもなく、おおらかかつ伸びやかで、楽しげなステージ・アクト。
だからこそファンとしては、観ていて余計に寂しさが込み上げてきたり。

この勢いで、もう1枚くらいベスト盤を出してくれないかな~?

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 April 27, 2007

起きて寝る -FUNNY DAY & HARD NIGHT- / PE'Z

4.27.jpg「2枚組みの32曲入り!? 大味になりそうだなぁ……」
いやいや。いざ聴いたら、そんな不安はどこへやら。
特に"NIGHT SIDE"は、捨て曲皆無の完璧な内容。
オルガンやシンセを意欲的に取り入れていて、
奥行きが感じられるモダンな本格ジャズの音は、
カッコいいばかりじゃなく、飽きが来ない。

対する"DAY SIDE"は、いい意味でのPE'Zクサさが濃厚。
#1 BLANK-DUNK の畳み掛けるようなパンク&ポップぶりは圧倒的だし、
#4 新しい日々 ~LUNA ROSSA~ の大らかな響きは、
あの"大地讃頌"を髣髴させつつも、さらにその上を行った感すらあり。
#9 パラダイス A GO GO や、#11 狼少年、#15 メラリズム も◎。

人気先行というか「ジャズっぽいメンバー構成のインストバンド」にとどまった感じで、
どこか音楽性に物足りなさを禁じ得なかったこのところのPE'Z。
ひとりのファンとしてその先行きに不安を募らせていたけれど、
これでもか!とその実力を見せ付けてくれたことにホッとした。
こいつは間違いなく最高傑作。そして、満足度も過去最高。

それにしても、ナゼか"ピスタチオボーイズ"を頻繁に聴いてしまうのは、
はてさてどうしたことか……。
今作一番のお気に入りは、その後に続く"THE SPIKER"なんだけどなぁ。

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 April 18, 2007

ポールも!

4.18.gifフィルに続いて、ポールも活動開始とのニュース。
そうか、こっちはソロでやっていくんだね。
5月にはアルバムがリリースされるそうで、
兄弟の相次ぐ復活はうれしい限り。
MySpaceで聴ける曲がどれもイイ感じで、
期待に胸膨らませずにはいられない。

中でも"Please Culprit 1 Mix"の素敵な仕上がりぶりには、思わず恍惚と……。
軽やかなダンスビートのバックに流れるオルガンの響きが、詩的かつ叙情的。
天国に登る階段が見えるようでもあり、天使が空に舞っているようでもあり。

こういう曲が聴ける幸せっていうのは、精神的な原動力みたいなもので。
「音楽って、本や映画よりも確実に心を打つものだなぁ」なんてしみじみ考える。

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 April 03, 2007

Long Range

4.3.jpgハートノル兄弟のフィルが、新パートナーと共に復活
これもまた、うれしいニュースだなぁ。
今度も二人編成ユニットなんだね。
オービタルの頃と同じく、ヴォーカリストを置かずに
曲のイメージで歌い手をチョイスっていうスタイル。
そんなところに、何となく彼らしさを感じたり。

さっそくアルバムを聴いてみたけど、何と言うか、のっけからいぶし銀の音だねぇ。
ハデなところはないのに、ひしひしとカッコよさを感じるというか。
聴き込むたびにしみ出てくるこの味わい深さ、そこいらの若いモンには醸せまいて。
のぅ、婆さんや。

オフィシャルサイトの DOWNLOADS から
"Just One More"のエディット・バージョンが落とせるようになってるけど、
MUSIC のコーナーにあるフル・バージョンのMP3って
テンポラリファイルからローカルに保存……ゴニョゴニョ……。

何はなくとも、その名前の通りに息の長い活動をお願いしたいね。

ところで、ポールはどうしてるんだろう?

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 February 25, 2007

Sugarless GiRL / capsule

2.25.jpg待ちに待った capsuleの新譜!
……だったんだけど、アレ? 何か違和感が……。
そっか。コレって、頭の中に残ってる
"FRUITS CLiPPER"のイメージをいったんクリアして
そっから聴くとイイんだね。なるほど。
なんて勝手な解釈入れながらリスニング。

先行シングルとしてリリースされた #2 Starry Sky はもう、ものすごくイイ!
ぼくにとってはアルバム全体の満足度を左右するくらいの曲。
収録曲のひとつとして捉えられる分、
先にiTSでダウンロード購入してなくて正解だったかも
(前作収録の"dreamin dreamin"と続けて聴くと、さらにイイ感じ)。
できたら、そっから1、2曲後に"CrazEEE Skyhopper"みたいな
ゴリゴリのハードコア・エレクトロが欲しかったのが、正直なトコロ。
それがあれば、一気に"FRUITS CLiPPER"越えまでイケたんだけどなぁ。

#5、#6 くらいまでは悪くないものの、
#7、#9 なんかは「capsule がやんなくてもねぇ」みたいに思えちゃって。
で、トリの #10 Secret Paradice が、妙にメランコリーな感じでちょっと重い。

曲順ひとつで結構印象も変わったんじゃないかなぁ?(特に後半)
……なんて考えたくなるくらい、前作に比べると尻すぼみな弱さが感じられるんだよね。
でも、聴き込むうちに「#4 と #6 って、姉妹曲かな?」なんて発見もあったりして、
それはそれで、このアルバムの味だったりするのかも。

タイトル曲のPVが YouTube にあったので、↓に。

あ、お願いだから、歌詞をオフィシャルな形で公開して!
"Starry Sky"が唄いたいから!!

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 December 28, 2006

Twinkle Snow Powdery Snow / Perfume

12.28.jpgものすごい勢いでアカ抜けてきたPerfume。
配信中の"Twinkle Snow Powdery Snow"でも、
その背伸びの仕方が好感触。
楽曲そのものはcapsuleとのボーダーが
曖昧になってきた感じの響きだけど、
相変わらず中田ヤスタカの仕事は芸細。

あの日の思い出 もう離さないで
やっと縮められたキミとの距離は まだ元通りじゃないし素通り
心の氷 溶かせたらいいね
キミの輝き 甘いささやき 僕のため息はつき足りないほど
空の明かり まぶしい光 宝石箱みたい
散りばめたTwinkle Snow

テンポのよさが気持ちいいエレクトロ・ポップ。
アクセントの生っぽいドラム音も効いてる。

ジャケ写(と言っていいのかな?)も、今までとは違った雰囲気で洒落てる。
今だにどのコが誰なのか名前と顔が一致しなかったりするけど、それはナイショ。

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 October 25, 2006

FRUITS CLiPPER / capsule

10.25.jpgいや~、これはスゴイ。何がスゴイって、
このCDを買ってからというもの、
ほかに何も聴く気がしないのがスゴイ。
間違いなく、個人的な今年のベストディスク。
とにかく、スイート感とビター感のさじ加減が絶妙。
箱詰めのトリュフチョコみたいな、贅沢な1枚。

インストナンバーは超ソリッドなテクノながら、
ボーカルトラックはきちんと≪歌≫として完成してる。
この「リズムとメロディに歌詞がしっかりと乗っかってる感じ」は、
そうそう味わえるもんじゃない気がする。

こしじまとしこの声って、まるで子どもが歌ってるみたいなんだよね。
イコライザーやフィルターの効果もあるんだろうけど、
ガーリーでありながらウェットな響きはないし、何より甘過ぎない。

たとえば"dreamin dreamin"。

まっすぐな目で見つめられて心の自由が利かないの
恋をするって言うのとはちょっと違うけどわりとドキドキした

いつもならこういう歌を聴くと少しムカついたりしそうなぼくだけど(笑)、
今回はそれがないどころか、素直に「イイなぁ」って思った。

まったく器用な人だなぁ、中田ヤスタカって。

気になった人、ココで試聴どーぞ(あ、"dreamin dreamin"がない……)。

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 September 11, 2006

エレクトロ・ワールド / Perfume

この道を走り進み進み進み続けた
地図に書いていてあるはずの町が見当たらない
振り返るとそこに見えていた景色が消えた
この世界 僕が最後で最後最後だ エレクトロ・ワールド
地面が震えて砕けた 空の太陽が落ちる 僕の手にひらりと
本当のことに気づいてしまったの
この世界のしくみ キミに手紙残すよ
見えるものの全てが 触れるものも全てが
リアリティーがないけど 僕はたしかにいるよ

既視感(という言葉を音に当てはめるのもおかしいけれど)に襲われそうな
テクノ・サウンドの原風景に限りなく近い地平に、
現代的な顔立ちをしたティーンエイジャーの女の子たちが立っている。
彼女らが「僕」の代わりに唄っているのは、
かりそめの温もりを与えてくれた世界への決別と、
現実が待ち構える実社会に分け入って行くその時の、心の振幅。

ネットジェネレーションのジュヴナイル・ストーリーを思わせる Perfume のPV。
これは秀作。参った。

[ via: 萌えテクノ・アイドル?~Perfume ]
[ via: フューチャーポップへ進化するcapsule ]
[ via: エレクトロに変貌するcapsule ]

遂に、とうとう、いよいよ、このサイトにも「萌え」というタームが……。

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 August 25, 2006

Home / アンジェラ・アキ

8.25.jpgここまで母性が強く感じられる詞は、
そうそう見当たらないかも知れない。
収録曲には別れを綴った歌が多いんだけれど
歌の中の「私」はどこまでも潔くて、
傷の癒えた小鳥を両の掌からそっと放つような、
そんな目線で相手を見送っている。

悲しみに暮れたりしない「私」は、凛として美しい。
とはいえ、どこまでも慈しみ深く女性的な眼差しに、初めはちょっとした抵抗感があった。
何度も反復しないと、耳から入って来ないのだ。
おそらく、ぼくが男だということに起因しているのだろう。

それでも、" Kiss Me Good-Bye " はすんなりと染み入ってきた。
作曲を担当した植松信夫氏は、ゲーム音楽畑の人ながら、メロディメーカーとしての実力はとても高いと思う。
のびやかな曲調は、同じく氏が手がけた『FF8』の主題歌 " Eyes on Me " を髣髴とさせる。
歌詞もシンプルで、弾き語りスタイルによくマッチしている。

続く " Love Is Over Now " 。
「あなたの心を自由にしたいから 愛から手を引く Love Is Over Now」
「愛から手を引く」と言いつつ、行動そのものが愛情に満ちている。
こういう歌詞は、男の目線からはなかなか生まれない気がする。

" This Love " 。
「重ねたこの手を 今度は離さない 信じる力が 愛を自由にする」
「奇跡を待つより この手をつなぎたい 信じる力が 私を自由にする」
このサビの部分が最初にできたんだろうか?
ここだけちょっと突き抜け過ぎているように感じる。
けれど、アルバム全体の中での存在感は大きい曲。

ほかに印象的だったナンバーとしては、独特なセンスで死生観を表現した " 宇宙 " と、
「雨の降る惨めなこの夜」を弾むように綴った" Rain " 。

その力強い歌唱力で、たとえば「怒り」のような生の感情を剥き出しにした曲も、唄ってみてもらいたいと思った。

[ via: Angela Aki Lyrics - HOME album lyrics

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 July 31, 2006

Clouds Across The Moon / 砂原良徳

7.31.jpg「まりん」こと砂原良徳(元電気グルーヴ)の
1st ソロアルバム『CROSSOVER』に収録された
"Clouds Across The Moon "。
アルバム自体はあまり好きになれなかったんだけど、
全10曲中で唯一ボーカルが入ったこの曲は
その歌声とメロディが強く印象に残っていた。

元々は、イギリスの RAH Band(ラー・バンド)というグループが1985年に発表した曲
(カバー曲だというのは知ってたけど、RAH Band の名前は今回調べて分かった)。

Hiya darlin' ! How are you doing ?
Hey baby, were you sleeping ?
Oh I'm sorry, but I've been really missing you !

歌詞はあまり気に留めないまま聴いてたんだけれど、
それでも"Hiya darlin'"とか"Hey baby"くらいは聴き取れてたこともあって、
「遠距離恋愛中のカップルが電話してる内容なんだな」ってくらいはイメージできてた。
で、その電話の最中にふと夜空に目をやると、互いが見ている月を雲が横切った、と。
平凡だけどそれなりにロマンティックだよなぁ、なんて思ったりして。

ところが、よくよく調べてみたら、実際にはこんな内容だったんで驚いた。

"Good evening. This is the intergalactic operator. Can I help you ?"
"Yes. I'm trying to reach flight commander P.R. Johnson, on Mars, flight 2-4-7"
"Very well, hold on please. Your through !"
"Thank you operator !"
Ooooh... I've had a million different offers on the phone.
But I just stay right here at home.
I don't think that I can take it anymore this crazy war.

"intergalactic"? "Mars"? "war"? ……ひょっとして、コレって宇宙戦争!?
何と! この曲の背景にそんな悲劇があったなんて!!
てっきりスィートなラブソングだとばかり思っていたこの歌の詞には、
戦地に向かった軍人の夫とその帰りを待つ妻の、
胸を締め付けられるような切ないやり取りが描かれていたのだ。

宇宙戦争なんてシュールなモチーフを通して、反戦というテーマをポップに紡ぐ。
コレって、音楽にしかできない芸当だよなぁ。スゴイなぁ、RAH Band。

話をまりんに戻すと、曲のクォリティは彼のカバーの方が数段高い。
80年代的なチープ感は巧く拭い取られ、上質なエレクトロ・ポップとして聴ける仕上がりになっている。
何より、甘美な女声ボーカルとそれに絡むストリングスに耳を澄ませているうちに、気持ちが穏やかになる。
クジラの鳴き声のサンプリング音も、スペーシーな浮遊感が感じられて心地いい。
ここで試聴ができる(ページの下の辺り)ので、興味を持った方はぜひ。
「いいな」と思ったら、ダウンロードして1曲通して聴いてみて欲しい。
210円のDL料金以上の価値は、絶対にあると思う。
ちなみにアルバム『CROSSOVER』(リリースはもう11年前)も、今では結構気に入っている。

あと、RAH Band の演奏の模様が YouTube にあったので一応。
歌はイイんだけど、ビジュアルがアレなんだよなぁ(PVはもっとアレだったので、あえてこっちにした)。

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 July 24, 2006

日本のジャズ / PE'Z

7.24.jpgPE'Z 久々のフルアルバムとなった今作は、
その収録ナンバーのすべてがカバー曲。
昭和の香りが色濃く立ち込める選曲になっていて、
中にはオリジナルを聴いたことがないものも。
選曲の理由や原曲についての解説なんかがあれば、
もっと深く楽しめたんだけどなぁ。

#1 用心棒
リズム~ピアノ~ブラスと絡んでいくイントロに痺れる。
グルーヴ感たっぷりで、オープニングを飾るにふさわしい。
ドラムをこれほど前面にフィーチャーした曲は、PE'Z でも珍しいのでは?
これはきっとステージ映えするよなぁ。ライブでもかなり盛り上がりそう。

#2 鈴懸の径
原曲が分からない・其之壱。
ワケもなく駆け出したくなるような疾走感に、昔の刑事ドラマを思い出したり。

#3 銀座カンカン娘
カリプソっぽい(ホントか?)アレンジに、そこはかとなく漂うリゾート感。
軽快な楽しさの中にも、どこか品があるところが銀座?

#4 雪國
間違いなく、「好きよー あなたー♪」のアノ"雪國"。
……なのに、何だ、このカッコよさは! トランペットが哭いてるぜ!!
この曲って、作詞・作曲とも吉幾三だったんだね。初めて知った。

#5 どんたく
原曲が分からない・其之弐。
「お祭り騒ぎー♪」の掛け声が愉快。これもライブ向きだね。

#6 おもちゃのチャチャチャ
すごーくカワイイ。途中に入るたどたどしいピアノが特に(笑)。
きっとアレは、馬場さんが弾いてるんだね(そんなワケない)。

#7 ソーラン節
"ヨイトマケの唄"を思わせるような、シンプルで力強いリズム。
男前なトランペットに、妙に艶っぽいサックス。何だか妖しいぞ!?

#8 ともだち
原曲が分からない・其之参。
タイトルとは裏腹に、どこか物悲しい雰囲気。調べてみたら、歌詞はこんなだった。坂本九が唄ってたのか。
曲の終わりあたりがカッコイイなぁ。

#9 小春おばさん
原曲が分からない・其之四。
元々は井上陽水の曲らしい。今回の収録ナンバーの中で、一番泣けるんじゃなかろうか?

#10 花
「泣きなーさーいー 笑いーなーさーいー♪」の"花"。
イントロから続く、鼓動音のようなリズムがイイ。夜に聴きたくなるような、しんみりとする曲。

#11 みずいろの雨
最も意外なアレンジだったのがこれ。
リズミカルなピアノに、高らかなブラス。原曲が持つシャープなイメージを、さらに鋭角化した感じ。

#12 また逢う日まで
原曲の吹っ切れたような明るさと違って、メロディアスなスロージャズ。
たとえて言うなら、昔の映画のエンディングみたいな感じ。これはこれでイイ。

全体的に、今までの PE'Z よりも落ち着いた感のある1枚。
曲のラインナップが渋めなだけに、ハッキリ言ってかなり地味な印象。
ただ、原曲へのリスペクト精神をストイックに貫いた心意気は、しっかりと伝わった。
気に入った曲を挙げると、"用心棒"、"雪國"、"小春おばさん"、"花"、"みずいろの雨"といったところかな。
中でも"用心棒"はダントツ。

いつか"雪國"のノリで、80年代のアイドル・ポップス&歌謡曲をもっと料理して欲しいなぁ。

……というワケで、PE'Z アレンジで聴きたい80'S ヒットナンバー・ベスト10!(思いつき&妄想&順位テキトー)

1位:DESIRE(中森明菜)
2位:なんてったってアイドル(小泉今日子)
3位:東京砂漠(前川清)
4位:天城越え(石川さゆり)
5位:難破船(中森明菜)
6位:木枯しに抱かれて(小泉今日子)
7位:めぐりあい(井上大輔)
8位:青春(近藤真彦)
9位:君だけに(少年隊)
10位:抱きしめてTONIGHT(田原俊彦)

以上!

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 July 20, 2006

The Greatest Hits: Why Try Harder / Fatboy Slim

7.20.jpgFatboy Slim って、どうもファンクやヒップホップの
カラーが濃過ぎるようなイメージが今まであって、
そのせいでこれまで食わず嫌いでいたんだけど、
このベスト盤はそんなぼくにとって打って付けの1枚だった。
捨て曲ナシの、まさにベストな内容。聴いてて素直に楽しい。
日産のCMで流れてた"Right Here, Right Now"、
改めて耳を傾けると、やっぱりカッコイイなぁ。
"Sunset(Bird of Prey)"や"Slash Dot Dash"もイイ。

しっかし、このジャケットのイラストは、何度見てもイヤな感じだな~(苦笑)。

そうそう。このアルバムをかけてる最中、ぼくの鼻先に一時期流行りかけた
モンド・ミュージックっぽい匂いがそこはかとなく漂ってきて、
不意に砂原良徳の『CROSSOVER』を思い出してしまった。
あれも今度引っぱり出してきて、もう一度聴き直してみようかな。

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 July 04, 2006

CDだけじゃイヤ!

7.4.jpgこのCMが流れると、シンジはテレビにクギ付け。

たらこキューピー大人気! CM曲がCD化
延々と繰り返すだけの映像でも構わないので、
DVD付きでのリリースをお願いしたいトコロ。
それだったら間違いなく買うんだけどなぁ。

7.4.jpgミッフィーぬいぐるみ劇の公演案内も、
シンジが愛してやまないCMのひとつ。
ディック・ブルーナのキャラは、
極端に線が少ない上に
色分けがクッキリ鮮明だから、
それがやっぱり目を引くんだろうなぁ。

シマウマより子うさぎが大きいという事実も、赤ちゃんにとってはノープロブレム。
何よりもうさぎが「どうぶつえん」に来ている光景に驚きを禁じ得ないけれども、
それには触れずにそっとしておくのがオトナというものなんだろう。

ところで、タケモトピアノのCMソングがCD化される話はどうなったのかな?
せっかくAMAZONで予約してたのに、ある日突然強制キャンセルになって以来、
何の音沙汰もないんだけど……。

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 June 09, 2006

『渡良瀬橋』聴き比べ

6.9.jpg九州電力のオール電化キャンペーンTV-CFに、
森高千里が顔を出している。
BGMは、当然のように『渡良瀬橋』。
でも渡良瀬橋って、栃木の足利にあるんじゃ…。
なんてコトはさておき、コレが結構耳に残る。
リリース当時はそうでもなかったのに、不思議なもの。

なーんかしんみり。けっこうイイ歌だったんだ。
よし! ここはひとつ、じっくり聴いてみるとしよう。

この『渡良瀬橋』、調べてみると元祖森高バージョンのほかにも、
松浦亜弥バージョン、そして会員番号17番(懐っ!)こと城之内早苗バージョンがあることが判明。
せっかくなので、その3曲ともダウンロード購入し、聞き比べてみることに。
それぞれ200円前後で買えるんだから、イイ時代になったもんだ。

#森高バージョン
彼女の唄って、ウマいとかヘタとかじゃなくて≪味≫の世界なんだね。そんなコトを再確認。
ヘンに技巧に走っていない分素朴さがあって、童謡を聴いてるような、どこか懐かしい響き。
それはそうと、1曲通して聴いた時に、全体に尺が詰まった感じがしてしょうがないのは気のせい?
「誰のせいでもない~」ってところ、もっと間を置いて入ってくれると、また印象が違ったように思うんだけど…。

#あややバージョン
森高バージョンのちょうど対極にある感じ。まさしく、技巧で唄った渡良瀬橋。
彼女の唄自体はウマいと思うんだけど、いかにもつんくファミリーっぽいコブシ回しが、個人的に気になる。
後半の盛り上げ方は余計かなぁ。歌い出しはすごくイイんだけどなぁ。
全体的には、意外なくらいにしっとりモイスチャーなまとまり。

#城之内バージョン
ウォータリング渡良瀬橋。もう、水気タップリ(だけどどこかパサついてる感もなきにしもあらず)。
アレンジがカラオケっぽくてチープなのがどうも…。イントロなんか、もうほとんど別の曲になっちゃってるもんな。
どこかのお店のママが、遠~~~い日の恋を思い出しながら唄っているような雰囲気。
マイク片手にガン見されてるような気分になる。

悲しいかな、あやや&城之内両バージョンとも、カバー曲が背負わざるを得ない違和感はいかんともしがたく…。
脳内評議の結果、あっさりと元祖が一番という結論に。
この曲の歌詞って、心の中で手紙を読み返してるみたいなチクチク感がイイと思うんだけど
(出すつもりもないのに書いちゃました…っていう、そんな手紙)、
そのイメージにしっくりハマって「切なさドン! さらに倍!!」な効果が出ているのが、
やっぱり森高バージョンなんだよなぁ。

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 May 21, 2006

milk tea

5.21.jpg特に福山雅治のファンというわけじゃない
(同郷ということで贔屓目で見てはいるけど)。
アルバムは1枚も手元にないし、
テレビやラジオで耳にした曲のシングルを
何枚か買ったことがある程度で、
知っている曲の数だって多くはない。

で、今度発売になる「milk tea」。
つい先日、ニューリリースということでテレビ出演して歌っていたんだけど、
ふと気付いたら、歌詞のテロップをまじまじと読んでしまっていた。

流れてくるのは、「ごめんね」とか「ありがとう」に始まって、字面の上ではありふれた単語ばかり。
もちろんそれが計算上のワザだってことは分かっちゃいるけれども、
素っ気ない印象すら受けるくらいに、シンプルでストレート。

口べたなとこ 背が高いとこ
嫌いじゃないかな
好きになってくれるかな

過剰な表現を徹底的に排除した、ヘタをすると“つまらない歌”で終わってしまいかねないギリギリの線。
ひとつの曲を、こんな本当にどこにでも転がっている言葉だけで
確実に売れるところまでに持っていくことのできるシンガーソングライターが、現在の彼なのだ。

姉妹曲ともいえる「squall」が、女性の気持ちを唄った曲ながら実は男性ウケがイイように、
「milk tea」もきっとそうなるんじゃないかな?

素敵な歌だと思う。

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 November 01, 2005

Their Law : Singles 1990-2005 / The Prodigy

11.1.jpgようやく出た、といった感のある
プロディジーのベストアルバム。
最初は「8月発売」って告知してたよなぁ。
でも、待たされただけあって中身はドロッ、と特濃。
限定版のDVDを見ながら映像で昔を振り返れば、
コレが結構しみじみときてオツなもの。

"Out of Space"なんて、音にしろ映像にしろ、そのチープなポップ感に今では愛くるしさすら覚えたり
(さすがに「愛くるしい」なんて言葉を彼らに当てはめると、かなりキモチ悪いけれども)。
そこへいくと"Spitfire"のPVは、引き合いに出すのもためらわれるほど
クオリティ高くまとまっていて、まさに堂に入った雰囲気。
ケチの付けようがないカッコよさに、「ハクが付いたもんだなぁ」と実感させられる。

プロディジーのパブリックイメージを確立したのは3rdアルバムであって、
それがひとつの到達点とも言える1枚だったことは、誰もが認めるところ
(内容の充実ぶりにしたって、昨年リリースの4thを明らかに上回っていたし)。
そうは言っても、1stや2ndのナンバーには当時の彼らだからこそ持ち合わることができた魅力があったワケで
(前者には特に。ジャンクなスナックにも似た、正直ウマくはないんだけどなぜかクセになる味、とでもいうか)、
デビュー間もない頃からのファンにとっては、15年の歴史のミクスチャーである今回のベスト盤は、
その味わいにも複雑なものが感じられるのでは?

何はともあれ、お買い得感タップリなことは間違いナシの2(+1)枚組。
当分の間は、じっくりとそのゴッタ煮感を楽しむとするかな。

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 July 13, 2005

上書きすべきだ

7.13.jpgこの歳にもなると、脳内音楽プレーヤー
(もちろんシャッフル再生)にも
いろんな曲が蓄積されているものである。
その脳内プレーヤー、移動中や勤務時間にも
あれこれと曲を流してくれはするものの、
再生停止が利かずにウンザリする時も。

この数日間のパワープレイ・ナンバーは、『私・湘南マタンゴ娘』。

元気が出るテレビである。
しかし、これほどまでにトホホ感にまみれた曲では、
出る元気もあったものではない。

歌詞までしっかり憶えているのだから、ゲンナリ具合にも拍車がかかる。
「あなたの気持ちを 確かめたくて 溺れたふりして 塩水飲んだ
アアア 波まかせ 寄ってくるのはクラゲだけ(クラゲ クラゲ クラゲ)」

梅雨のさなかに、これはうなだれる。

先日までのパワープレイは、やまだかつてないWINKの
『さよならだけどさよならじゃない』だった
(あの番組、ほとんどまともに見てなかったのに何で…)。
大泉逸郎の『孫』が、断片的にリフレインする日もあった。

アッ! 他人の脳内プレーヤーが聴けたら、結構面白いんじゃないか?
ふとそんなことを思って、気を紛らせてみたり。

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 June 17, 2005

Musical Baton

6.17.jpgcaramel*vanillaのlomoさんから
"Musical Baton"なるものを受け取った次第。
え~と、ナニナニ…。
4つの音楽的な話題に自分なりの回答を出して、
さらに5人のブロガーにバトンを渡す、と。
フム。ブログ版「チェーン○○」ってところかな?

こうして人様にお相手いただけるありがたみに目を閉じて合掌のうえ感涙にむせびつつ、
本日のエントリーといってみよう。

* Total Volume of files on my computer is…
-今パソコンに入ってる音楽ファイルの容量-

これはゼロ。今さら系のMD派なので。
「ウォークマンスティック、イイな~」なんて思いながらも、
愛車のMDプレーヤーを眠らせてしまうのが忍びなく…。

* The last physical compact disc I bought was…
-最後に買ったCD-

つい先日、奥サマが森山直太朗のベスト盤『傑作撰 2001~2005』をプレゼントしてくれた。
普段はほとんどテクノオンリーなんだけど、たまには《唄》も聴きたくなるというもの。
森山直太朗は、ボーカルスタイルもさることながら、歌詞の世界観も独特で、味わい深しのいとをかし。

* Song playing right now…
-今聴いている曲-

自分的パワープレイという意味かな?
う~ん…。毎日確実に脳内再生される1曲ならあるぞ!
ということで、このお題への回答は「(from響鬼)」にキマリだな、ウン。
タ~、タラララタ~ラッタ~♪←分かる人は口ずさんでやってクダサイ。

* Five songs I listen to a lot or mean a lot to me are…
-よく聴く、または自分にとって特に思い入れのある5曲-

1.ベートーベン:交響曲第九番ニ短調(合唱付き)
 無人島に流されるとして「CDを1枚持って行ってよし」と言われたら、迷わずコレ。
2.Orbital:Belfast
3.Orbital:One Perfect Sunrise
 大好きなオービタルのナンバーの中から、2曲をチョイス。
4.The Grid:Heart Beat
 たま~に恋しくなる、とぼくの耳が言っている。
5.Pet Shop Boys:Always On My Mind
 PSBがメチャクチャ好きってわけじゃないけど、この曲は琴線に触れる。

* Five people to whom I'm passing the baton…
-5人の方々へバトンをお渡しします。-

駆け出しのヒヨッ子ブロガーであるぼくにとっては、コレが厳しい…。
トモダチいねぇなぁ、オイ! こりゃあ、5人に渡すのは無理ってモンだ。
盲目キャパよりかさん、救いの手を差し伸べちゃくれませんでしょうか?

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